お勧め書籍:日経WOMAN 2010/2

「読者の悩み66を解消する本91冊」という特集。


宇治原君セレクト。何冊か続きます。
●「Q:もっと実力を認めてもらいたい」
→『「脳にいいこと」だけをやりなさい!――頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!』
(マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳)
茂木健一郎みたいなタイトルだと思ったら本当に茂木さん訳だった。
"過小評価されているのかも"という思考から変えてみては、って、手厳しいなー(笑)
多分自戒をこめて、なんでしょうけども。

「脳にいいこと」だけをやりなさい!


●「Q:自分のしている仕事に将来性を感じない」
→「グーグル・ジャパンで働く11人の英語勉強法(English Zone編集部 取材班)」
英語を勉強しろ、ってことじゃなくて、1つの問題への解決策は1つじゃない、という話。そういう観点では、これは機会があったら読んでみたいなあ。

グーグル・ジャパンで働く11人の英語勉強法


●「Q:家庭より、友達付き合いを優先する夫を許せない!」
→『プリンセス・トヨトミ(万城目学)』
「男同士には女性が介入できない絆がある」とのことですが、この本には「じゃあ女性は?」についても触れております。ちょっとご都合よすぎるんですが、つまりそこまで含めて「男性の理解」に役に立つかもね(笑)
個人的には、男女の性質がどーであろうが、友人を大切にすることとパートナーを大切にすることは両立できると思います。大抵、やろうとするかどうかの問題。

プリンセス・トヨトミ


●「Q:自分の視野を広げたい」
→『99.9%は仮説――思い込みで判断しないための考え方(竹内薫)』
「常識や固定観念を捨ててみよう」とのこと。
これ、出た頃気になってたんだよねー。評判はいまいちだけど、タイトルのキャッチーさに期待しすぎなければいいのかな。実際「思い込み」が激しい人には有効かも?


菅ちゃんセレクト。こちらは結構変化球が多いです。


●「Q:仕事に必要な知識を増やす方法は?」
→『京大少年(菅広文)』
めずらしく妥当なところで推薦しましたね!

京大少年


●「Q:話の通じない上司に苦労している」
→『赤めだか(立川談春)』
談春さんが師匠談志さんの下での修行時代を書いたエッセー。

師匠に対して大きな愛情があるから、理不尽なことも全部消えてしまう。信頼関係や絆というのは、人と人とが仕事をしていく上で、一番大事。

周囲の人への気配りに関しては、社会人の鑑みたいな菅ちゃんに影響を与えた本かと思うと興味深い。

赤めだか


●「Q:別れた彼を忘れられない」
→『リング(鈴木光司)』
「あまりの怖さに一人じゃいられなくなる」っていうけど、読みながら新しい彼氏見つけるわけにいかないじゃないかー。見つけられないと怖いまま?

リング


●「Q:人生の目的や夢が見つからない」
→「東京タワー ――ボクとオカンと、時々、オトン(リリー・フランキー
ゆっくりのペースだけど前に進んでいく主人公のように、マイペースでいいのでは、とのこと。

東京タワー


●「Q:もっと時間を上手に使いたい」
→『姑獲目(うぶめ)の夏(京極夏彦)』
人が殺せるほど分厚い京極シリーズの第一作。
「大作を読むことで『これを読めるほど時間ってあったんだ』と気づきますよ(笑)」とのことですけども…。
『リング』といい、ショック療法多すぎ!要は本当に菅ちゃんはドSってことですねわかります。

姑獲鳥の夏


ちなみに日経WOMANのこの特集、他の推薦者の本もいろいろ面白いです。社会人はもちろん、学生や専業主婦の方でも面白いかも。