『安楽椅子探偵 ON AIR』解決編で確認したいところ

気になるところがちょこちょこあるのでメモっておこう。長いかも。
先に、自分の説を一応書いておくけど、かおりん説としてはごく一般的なものです。




ルナ殺害犯は部屋にみやびの携帯をおくことができたことから、同一犯(下記ではみやびが殺害されたとするけど、自殺だとしても死体遺棄犯)。
ルナ殺害にアリバイのある木津、刑事二人、深草、烏丸役劇団員、東山役劇団員が容疑から外れる。
埠頭のZがあとから書かれている(by中継映像)→犯人の偽装(死体を置けたから)。偽装したことからこの時点でのルナの霊視が信用されると自分にとって都合がよい=霊視の事実のうち「男性」か「14日に殺された」が本当は違う(正確には「車で運び去った」もあるが「免許証を持っていない人」が全く出てこないので除外)。つまり14日にアリバイのない男性は容疑から逆に外れる。
ルナ殺害時にノートを破ったのは犯人である(第一発見者高瀬川にも可能だが、彼が犯人なら、訪ねたときルナがすぐわかるはず。犯人じゃないけどノートだけ破るには動機がない。霊視が偽者だと知り、それがばれるのを恐れたのだとしたら、ノートは全て処分するはず)。日付やタイトルがないノートを破れたのは表紙をみた人物のみ。
ルナ殺害に訪れたとき、ルナが誰だかわからなかったことから、声を聞いたことがない人物。
これに該当するのは、再現VTR中に実は一言も発さず、ノート表紙のコピーを見ていて、女性である北山かおり。というような感じ(実際投稿した文ではない)

以下気になる点。というか、かおりんが犯人だと変だと思う点かな。

かおりんが犯人だと、赤いコートの件は犯人特定には使われていない。

西大路が、他の女性ものの品をいろいろ捨てているのにこのコートを捨てなかったことから可能性を考えてみる。
- ポケットのチケットは本当にみやびのもの。チケットがポケットに入ったコートを
着たみやびが、14日11:57にトランクを引いて外出、おそらく車で西大路別宅に向かった。
管理人が、烏丸が帰った後誰も見ていないことからもこの可能性は一番高い。
この場合コートはみやび自身が部屋のハンガーにかけた。そしてでかけなかったことになり、犯人は、西大路に会わずに部屋に入ってくることができた人物か。
厳密にはみやびがオートロックをあけてもいいことになるが、愛人が他の愛人を入れることは考えにくいような。ただどちらにしろ、かおりんはみやびが好きな劇団のメンバーだったので面識があったとすればそう矛盾しない。
殺害されたのは、みやびが自宅を出た時刻からして15日以降だろう(3分で殺されない限り)。でも、女性が犯人だと結構どうでもいいことになってしまうのだった。
- みやびは赤いコートを着て14日11:57に外出したが、殺されたのは他の場所である。赤いコートは西大路の愛人である犯人が、西大路に罪を着せるために部屋に置いた。
結局、西大路の別宅に自由に入れなくてはならない。上とあまり変わらず。
- ほぼ同上で、西大路に会うときみやびのコートを着ていて、自分のものであるかのように見せかけ、部屋に置いた。結局あまり話が変わらないが、この場合は西大路が「その赤いコートを着てきたのは君だ」と言われたら終了。
- みやびは14日11:57に外出したが、違うコートを着ていた。
赤いコートはみやびが別宅に忘れてきたとして、チケットは劇団員が西大路に罪を着せるために入れた。これもこっそり別宅に入ることになりあまり変わらず。
と、どれをとってもぱっとしないのだが、解決編でどう絡むのだろうか。
逆に言うと「犯人は違う人なのかも」と思ったりするのだ。

ルナが殺される前に霊視で「犯人は仮面をかぶっていた」件が、かおりんが犯人だとあんまり関係ない。

もしかおりんが犯人なら「仮面=なんで性別がわかるのか?」という疑惑が生まれ、結果として女性かも、と判断されるのが怖かったから、みたいな跡付けはできなくもないけど。
他の容疑者として、マスクをしているきぬきぬ、裏表の激しいディレクター、第一人称が「僕」の女性作家、宝塚で男役をやっていた桂、あと、CMで仮面をつけている人物が太秦に似ていたりしますが、太秦は「この時点でのルナの霊視が信用されると自分にとって都合がよい」という犯人の条件に合わないし、他も決め手にかけるというか。
しかしかおりんだと、いっそう意味をなさない。これもどう絡むのか気になる。

ルナが「一度聞いた声が必ずわかる」って結構超常現象。

「聞きなれない声はわからない」だと、きぬきぬ、桂、ディレクターが容疑者に加わる。けど、彼らのうち誰だ、という決め手が結局ないのだ。
- きぬきぬ:マスクをはずしてルナ宅をたずねたという根拠がない。
ルナの死後も彼はマスクをしている。
- 桂:男役の声が使えたとして、ドアを開けてもらわなきゃいけないのに知らない人の声を使う必然性がない。刑事が聞いていたことは知らない。
- ディレクター:相手によって電話の声が大分違うが、ルナに対しては丁寧な口調で話している。ルナ宅をたずねたとしてもやはり同じ口調では。
ということで、かおりんと断定するには「聞きなれない声もわかる」ことになりますが、すごすぎます>ルナ

免許証、結局どこにあるんですかねえ。

自宅から車を移動したのはみやびで、再現VTRではかなり酔っているけど、本当はそこまでではなく、飲酒運転か酒気帯び運転で減点をくらい、それを隠すために犯人が持っているか処分した、としたら、彼女が14日深夜に車に乗った=「部屋で殺された」はでたらめだということがばれることを恐れたから…と途中まで考えたけど、そんなんいくらなんでも警察でわかるよなあ。でもあの刑事達ならありえるかもしれません。もしもこれが伏線なら、どちらかというと「14日にアリバイがある」ことを生かしたいひとなので、かおりんの線が少し薄くなる。

かおりんのアリバイありなしは出てこない。

上のに少し絡む話で。太秦の劇団の飲み会の模様は出てくるけど、これは、みやびの消息が途絶えるより前のできごと。本当に犯人なら、あるかないかぐらい出してほしい。

もし北山かおりが犯人なら、なぜ(劇団員:北山かおり)ぐらいテロップをださなかったのか。もちろん他の劇団員も合わせて。挑戦状じゃねえのかよと。