『サマータイムマシンブルース2005』

 舞台はSFを全く研究していないSF研の部室、そこになぜかタイムマシーンが。彼らは壊してしまったエアコンのリモコンを過去へ取りにいく…。
 ヨーロッパ企画*1の名作が再演になり嬉しい限り。DVDで一度見ていますが、生で見ると面白さが増します。
 タイムマシーンを使ったプロットの面白さと完成度が素晴らしく、ミステリを再読するかのように伏線拾いが楽しい。前に見たときより登場人物は覚えているので、笑うところに集中できるのもまたよい。
 こんなに大勢出ているのに、自然と役割分担が出来ていることや、大勢でわーわーしゃべっているけどそれぞれの台詞がちゃんと観客に伝わる様に感心。大笑いしながらだけど。こんなにくだらない会話を稽古場で繰り返し練習しているなんてすごい。
 青春群像劇なのに、そういうさわやかさがあまり感じられない、むさーい部室の様子は非常に懐かしいなあ。
 面白いところが多すぎてどこを紹介していいのかわからないのだった。


 9/3から映画版*2が始まるのでこちらも見たいなあ。作品の特性上、映画にするときにあのぐだぐだ感をどうするかは大きな課題になりそうだけど、どう料理されているのだろう。


 終演後、大喜利でこの脚本をやったらどういう分担になるかとかを考えたりしてみたのであった。


 来週もヨーロッパ。