2005-08-24から1日間の記事一覧

『カンバセイション・ピース(保坂和志)』

いつもの保坂和志の小説のとおり、特に事件らしい事件は起こらない、というより描いている中心は「私」が考えていることであり、その契機となるエピソードが説明されるために「私」の日常が語られる。のだが、さすがにこれは長い。 一般的に物語には緩急があ…