『united state of GOMES THE HITMAN@下北沢mona records』

 ひさしぶりのワンマン。

 オープニングアクトのmurmurは、すごく可愛い20歳(だったか?)の女の子で、歌い方がもろルーシーアイコちゃんの影響を受けているなあと思ったら、やはり大好きなバンドらしいのだが、聞いたのが中学生のときだそうな。時代を感じるなあ。

 mona recordsはGOMESにすごく向いている会場だと思うんだけど、柱の後ろに座ると堀越さんが見えないのが難。でもお座敷も苦手なんだよな。ちなみにここ、貸切パーティーとかで使えるんですね。プロジェクターがあって、靴脱いでがやがやできる小さいスペースというのはありそうでなかなかないような気もする。

 さて、ワンマンらしくSONG LIMBOのway back homeから始まる。『外は大雨で』から始まるこの曲は季節的にはぴったりなんだけど、CD-ROM販売のSONG LIMBO、みんな持ってるのだろうか。持ってない人はたまにライブで売ってたら買ったほうがよいと思う。

 『ripple』発売後初のワンマンのわりにrippleからの曲が少ない。というよりGOMESワンマンなのに15曲って短い!
 ただ『ripple』というアルバムは、タイトルどおりに広がりゆく抽象的なイメージが強いので、メンバーの靴下が見えるようなアットホームな会場だとちょっと雰囲気が変わるような気がする。東阪ツアーはアストロなのでそっちが本領なのかもしれない。

 「ファンの人から、結婚式でGOMESかけましたって言われることが多い」というような話のあと、そうしたひとたちのお祝いに、『僕らの暮らし』を歌ってくれました。
 ありがとう。

 GOMESはさらっと聴くとなんだかハッピーそうでいて、実はすごく暗い歌詞が多くて、そこが大好きですが、結婚式でかける曲えらびは実は大変なのでした。メッセージ性の強い曲はBGMとして使うのがなんとなく勿体無かったりもするし。

 『会えないかな』のウクレレバージョンは、最初なんだかコミカルになりそうで心配だったのですが、なんだか夏の思い出っぽい感じになりますね。でもオリジナルの、女子コーラスつきが一番好きかな。

 やっと『ripple』の曲を生で聴けたり、おなじみの曲は新たな発見があったりと楽しいライブでした。

 山田君は『時代は「癒し」より「冷やし」』を流行らせたいらしいです。暑がりだからなあ…
 アコースティックワンマンもよかったけど、そろそろ「ライブ!」って感じのライブが見たくなってきた。アストロ楽しみにしています。