『ドロップ・ボックス』(水野美紀)

ドロップ・ボックス

 久しぶりに本の感想があがったかと思ったらタレントのエッセイかよ!て感じですが。
 この本は、女性誌BAILAに連載していたエッセイを集めたもので、連載中ちょくちょく読んでいたのでした。しかしタレントの(少なくとも女性誌で連載されるような)エッセイにしてはちょっと変で、途方もなく面白い回がたまにあったので買ってみました。
 特に、締め切り間際で追い詰められている回が面白い。

 帯にあった文章を引用しておきます。

せっかく30歳の誕生日に、一区切り、まるで新年を迎えた様な気分になれたんだ、ここで新たな目標でも立ててみるか。「冷蔵庫の野菜を腐らせない!」「年一回の引っ越しをやめる!」「網戸を閉める!」「糠漬けに挑戦!」「録画予約に挑戦!」「節電!」「就職!」「輸入!!」「輸出!!」「立候補!!」「芥川賞!!」「優勝!!」「会長!!」「合併!!」夢は膨らむ。合併かあー。私何と合併するんだろう?ああ、引っ越し。20代で7回も引っ越したなあ。ばかだった。貯金しとけばよかった。女性誌BAILAの人気連載「愛のMOU‐SOU」が大幅バージョンアップして1冊の本に。27歳から30歳までの等身大(本人、大嫌いな言葉)の水野美紀がぎゅっと詰まってる。

ただ、連載の最終回が大分変わっちゃっていて残念です。連載の最後は確か、

「銀杏が大好き!」

で終わっていたんだけどなあ。

と、ISBNを見るのにamazon見ていたら、水野美紀公式サイト*1に日記があることがわかった。これから読もうかと思います。が、見づらいー。勝手にウィンドウ開くなー!