ロザンのトーク 第7回(2010.10.27)その2 政経合コンコント開始


さて、大分かかりましたが、やっと質問のコーナーです。
今回はホワイトボードは最初出てませんでしたが後から出てきた。確か合コンに夢中すぎて使ってないけど。


畑中くんの質問。
畑「政治経済についてなんですけど」
お前そんな質問できるの?とロザンの懸念を裏切り、
畑「日本の総理大臣って、アメリカの大統領と違ってコロコロ変わるじゃないですか。そのメリットとデメリットを知りたいんですけど」
久々に歯ごたえある質問!
観客からもおおーと反応が。
個人的には「○○って何?」みたいな質問だとユルすぎるので、こういう見識を問われる質問は大歓迎っす。


さてまともな質問ぶりに態度が変わる宇治原くん。
宇「お前なかなかええなあ」
と立ち上がって畑中くんに握手を求める(笑)
菅「お前、外見チャラチャラしてて中身がしっかりしてる子好きやもんなー(笑)」
宇「女やったらよかったのにー!打ち上げめっちゃ楽しかったのにー!絶対口説いてたわ!」
そんなわけで合コン始まりまーす(笑)


宇「大統領制の国とは、まず選び方がちゃうねん。総理大臣って誰が選んでる?」
と解説始まる。
アメリカの大統領制の場合は、国民が直接投票する。
日本は議員内閣制で…とまじめな説明が続きしーんとする中
宇「内閣で唯一…といわれたらもう早押しボタンを押してください!」
あっ大好きな早押し問題(笑)
でも突然振られてやや躊躇するゲスト3人。
宇「大抵は衆議院から出るけど、内閣総理大臣は『国会議員』でないとあかんねん。他は過半数を満たせば民間からでもええけど。国民は、国会議員は選ぶけど、内閣総理大臣は直接は選んでないねん」
もうひとつ大きな違いとして
宇「国会は不信任案を出すことができ、可決されると総理大臣は、衆議院を解散するか、内閣総辞職するか、いずれにしろ一旦やめんねん。でもアメリカだと、任期の間は基本的に止めさせられない」
この辺、知らないことではないけれど、そらで人に説明しろって言われても結構面倒なんだよねー。さすがでございます。
メリットデメリット。
まずデメリットは「ころころ変わると、対外交渉がやりにくい。相手国側がやりにくい」まあ他にもたくさんあるだろうけれども。メリットは「あかんやつが総理大臣の時、辞めさせやすい」
さて恒例の菅ちゃん解説!
菅「よしもとのマネージャーと一緒や」
ゲスト3人にはまだ付いてないようですが、まあなじみ深い話でしょうな。
菅「よしもとのマネージャーってころころ替わるやん。仲良くなった頃替わったりすんねん。でも、あーこいつ合わんなーって思うやつも同じようにすぐ替わる」
ゲスト3人&観客、おぉーと感心。
畑「菅さんの解説、すごくわかりやすいです!」
ん?って顔する宇治原くん(笑)
しかし、毎回特に予備知識ないと思うんだけど、よくぞ同じ展開になるよなー…と思っていたら今回は更に合コンエスカレートしていく。
宇「(菅ちゃんに小声で)俺今日あいつ狙ってんねん!」
菅「(同じく小声で)俺もやねん」
宇「またぁー?」
女子…じゃなくてゲスト3人「男子トイレ?男子トイレ?」
畑「メリットってそれしかないんですか?ダメなときに変えられるってマイナスじゃないですか…」
いいたいことはわかるがなんかもごもごする畑中君に
宇「確かに後ろ向きというか、消極的なメリットではあるな」
合コンコント中ですが、宇治原くんのこう、相手の言わんとしているがうまく言えないところを解きほぐすのが大好きですー。
畑「もっとメリットってないんですか?」
いやー妥当な指摘だねえ!今回面白い!
しかし難問。普通メリットひとつ出すのも大変なわけで。うーんと考えこむ宇治原くんの横で菅ちゃんが!
菅「それもよしもとのマネージャーと一緒やねん」
思わず座りなおす女子3人(笑)
菅「マネージャーが変わると、新しいよしもとのつながりができるねん」
新マネージャーの人脈と繋がるから、新しい人間関係が広がると。
菅「そういうのがプラスになって、自分が成長していける。だんだん自分が上がって行くねん」
女子3人「うわー、すっごいわかりやすいです!」
宇「俺あいつ狙ってるって言うややん!」
再び男子トイレ(笑)
ここで合コンが展開!
し「小泉総理って長期間やってたじゃないですか。あれは何で続いたんですか?」
しいはしくんも真っ当な質問!宇治原くんがまた立って握手…乗り換えか?(笑)
宇「小泉さんの時代、規制緩和とか多少は目立つ政策もあったけど、それよりもリーダーシップを持っていたからだと思う」
リーダーシップに関する教育があまりない日本では変りもの扱いだった小泉さんだが、逆に海外諸国のリーダーを見てみるとそれほど珍しくないと。
ここで更に質問が。
し「小泉さんがまた総理になったらいいんじゃないですか?支持率高そうだし」
今はそこまで支持率高くないのでは、と宇治原くん。
という理由に、マスコミがネガティブキャンペーンをやっているのではないかという説があると。
女子3人「ネガティブ・キャンペーン?」
ここで声が揃ったのが、ベタな小芝居ぽくてウケたー。台本か!
宇「これは推測なので、自分で調べてみてくださいね?」
所得格差が広がったのが、小泉内閣規制緩和政策が発端だ、という論調があると。で、実際どうかという話で
宇「ジニ係数というのがあるんですけど」
宇治原くんがさっきのやつ!とばかりに胸元で来い来いしますが、女子3人、聞き取れず、
「じにーけーす?」
し「なんかこういう(箱を持つようなジェスチャー)ケースかと思いました」


ちなみにジニ係数はこれです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8B%E4%BF%82%E6%95%B0
所得分配の不平等さを計る指標。
このページだとあんまり最近の数字はないですが、宇治原くん曰く、このジニ係数(=格差)は小泉内閣の時代に増えているわけではなく、むしろ若干伸び率が小さくなったという見解があると。
ただ「格差が広がったのは規制緩和が原因だ」のような論調はなんとなくそれっぽく聞こえるので、マスコミがついそう言っている、という説があるようです。
さて!
菅「結局、総理大臣が誰でもそない変わらんねん。仕事ないのをマネージャーのせいにしても、自分達が頑張らんとようなっていかへんねん」
佐「菅さんわかりやすい!」
畑「なんとかケースとか言われても頭に入ってこないもんな」
宇治原くん憮然として大分不服そう(笑)
菅「大丈夫、こいつ絶対泣かへんから」
し「僕はジニ係数、よかったと思います!」
よかったってなんじゃい(笑)ですが満更ではない宇治原くん。
「いやー前からえーなって思っててん。あとで携帯番号交換しよな」
乗り換えた!(笑)
っていうかお茶男両方宇治原派?(笑)
畑「首相みたいにころころ変わる…」
宇「黙っとけ、ブス!」
自分でひどいこと言いながらそれを笑う宇治原くん。
菅「ほんまにそんな感じやもんなー(笑)」


合コンコントにごまかされそうになりますが、ここでよしもとマネージャーのたとえ話を的確にできる菅ちゃんがすごいぜ相変わらず。
適当にかっこいいコメントじゃなく、宇治原くんの言説の根本をちゃんと捕らえている飲み込みの速さが、ほんと菅ちゃんしかできないことだなあと。


やっと畑中質問が終わり、次はしいはしくんの質問です。続く。